満足度40%【ランク小】
正直、自分には人気の理由がさっぱりわからなかった作品
逆張りでもなんでもなく、自分には正直合わんかった作品です。元々、邦画のアクションに関してはどうも良い印象がなく、誘われて行ってみたのですが、本作に関しても同様でした。
キングダムは秦の始皇帝とそれを支える主人公の、天下統一に向けた物語。
本作は漫画で言うと1~5巻、物語のプロローグ的側面が強い部分です。キングダムという壮大な物語の土台部分になるわけですから、ストーリーをイジるわけもないので、そこに新鮮さはありません。どんでん返しも無い部分ですから、むしろ観に行くなら原作観ないほうが良いかもしれません。
あくまでも俳優ありきのキャラ映画の域を出ない
だと思います。正直なところ。
周りの感想を聞いていると「○○のキャラがあってた」「○○が可愛かった」「アクションが凄かった」という内容が多く、ストーリー良かったねとかそういう声は聴きません。
すなわち、俳優さんをいかに魅力的に映そうか、ってな映画であり、それがある程度好評なのだろうなと思います。
アクションが凄いと言われるのは、邦画だからだと思う
確かに、他の邦画作品と比べてアクションはすごいでしょう。ただ、そもそも予算がっつりついた日本のアクション映画って少ないので、比較対象が無い=アクション凄いねってなっているのだと思います。
特にあまり洋画などを観ない層が観ていると思われるため、そう分析します。
個人的には、アクションはなんだか不自然。長澤まさみの 楊端和は美しいけれど強さの説得力が無く、終盤のシーンにおいては、あの狭い場所でそれだけ長く時間稼ぎなんて出来ないよね…と心の中で突っ込んでました。
坂口拓など、アクションの上手い俳優さんもいるだけに、差が目立ちます。
原作ファンとしては続編が怖い
原作マンガは私も全巻持っていますが、ここからは大軍を率いてのリアルな戦場に主人公は身を投げていきます。日本の予算で正直この描写はすごく難しいと思われるため、続編があったとしてもどうなんだろうなぁと。
個人的はまり役は吉沢亮と大沢たかお
吉沢亮さんは、王としての政っぽい感じが出てました。観る前とかなり印象が変わりましたね。とても仕事に対して真面目な方なんだろうなと思います。
大沢たかおさんの王騎将軍も、あれだけマンガ然としたキャラクターを上手く自分のものにしており、良い意味で大沢たかお感を感じさせないところが流石でした。
結論:俳優さんが好きなら観ると良い
それに尽きると思います。個人的には橋本環奈、長澤まさみ、大沢たかおが観れたので40点つけた感じっす。
キャスト・映画概要
スタッフ
監督 佐藤信介
原作 原泰久
キャスト
山崎賢人
吉沢亮
長澤まさみ
橋本環奈
本郷奏多
作品データ
公開日 2019年4月19日
製作国 日本
配給 東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 134分
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