満足度86%:search サーチ感想【ネタバレなし】

満足度86%:search サーチ感想【ネタバレなし】

満足度:86%【ランク高】

あらすじ

ある日、デビッド(ジョン・チョー)の16歳の娘マーゴットが突然姿を消す。行方不明事件として捜査が行われるが、家出なのか誘拐なのか不明のまま37時間が経過する。娘の生存を信じるデビッドは、マーゴットのパソコンでInstagramなどのSNSにログインする。そこで彼が見たのは、自分が知らなかった娘の一面だった。

全編PCの画面上でのみ進行する、特異な映画

意外とありそうでなかった映画だなと思います。いや、有ったかもしれないけれど、印象にない時点でないものだと思います。笑

基本的には「会話」「検索」「視聴」の3つで構成されており、いずれも基本的には一つの画面から見える景色でしか物語は進行していきません。

聞くとなんだか退屈そうですが、これが色んな工夫をされており、見ている方を飽きさせません。

「会話」 パートにはFacebookのビデオ通話やFacetime、文字だけのチャットなどで目まぐるしく場面が転換していきます。

「検索」パートはSNSやエクセルでの情報纏めなど、自分たちが普段使っているアプリ・ソフトを活用し、ぐっと親近感がわきます。

「視聴」パートは上記のニュースや隠し撮り動画など、重要なポイントに差し込んできます。 ニュース映像という飛び道具がありますが、あくまで報道の範囲なので、この構成を崩すレベルではありません。

この要素だけで、100分間の物語を作ってしまうのだから、大したものです。

現実で自分たちが使うPC・スマホの操作感まで再現

あー、それ自分もやるわー。っていうシーンが多々あります。笑
例えば、SNSを閲覧していて、投稿を読み進めているとき、ちょっと戻って気になるところを見直すとか、肝心なやつを読み飛ばすとか、そういう「あるある」ネタが小気味よいです。

娘のSNSのパスワードを開けるんだったら…。
一回送ろうとした長文、送る直前で消すよな…。
あの起動音懐かしいな…笑 などなど。

それ自体が、映画に引き込むための舞台装置です。

親の気持ち、子の気持ちがすれ違う

映画の序盤では、ある悲しい出来事が親子を襲います。それは「こんな親子関係になったのもしょうがないよね…」という伏線であり、 お互いが気を使い、本音を話せない状態こそが、事件が起こった要因でもあります。

その溝が埋まるのか埋まらないのか、それを通じて何を伝えたいのかがこの映画の主題です。ちょっと胸が痛みますが、映画の良いベースラインとなっています。むしろ、構成よりもこちらに共感しやすい方も多くいるはずです。

構成の上手い技有り映画! ラストまで、ちゃんと見ようぜ

できれば、あまり情報を入れずに見たほうが良いので多くは言いませんが、ラストまで中々落ち着かせてくれませんでした。

ただ奇をてらっただけでなく、画面=テクノロジーそれ自体が事件のキーとなっていきます。

配役が絶妙。全員がハマり役

パパを観たとき、(スタートレックの)スールーじゃないか!と思いましたが、何かこの映画でのキャラもちょっと似ていたような。笑
本題はそれではなく、とても良い配役でした。

パパさんや、ちょっと陰キャな娘さんだけでなく、捜査官に至るまで、みんなリアルにSNSから引っ張ってきたみたいにジャストフィット。
娘役のミシェル・ラーさんの「あれ?そんなに可愛くないけど、物語が進むとなんだか愛おしくなってくる…」という感じが個人的にはとても良かった。最後には超かわいく見えた(超失礼)。

まとめ:ちょっと変わった映画を楽しみたいときにおススメ

30代くらいの方が合うのではと思います。ギリギリのデジタルを活用する世代かつ、親の気持ちもわかってくる時期ですから、上記のような共感を得やすいはずです。失礼ながら、デジタルにあまり強くない方は、結構ピンとこない部分があるのでは。なんでチャットで知らない人と仲良くなるんだーとか。

良い映画を観たいけど、普通の映画はちょっと飽きたな…って頃におススメ。

キャスト

ジョン・チョウ
デブラ・メッシング
ジョセフ・リー
ミシェル・ラー

原題 Searching
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 102分


人気ブログランキング

にほんブログ村 映画ブログへ


にほんブログ村

満足度:高カテゴリの最新記事