満足度:65%【ランク中】
あらすじ
神話の時代に生息していた怪獣のモスラ、ラドン、キングギドラが復活する。彼らとゴジラとの戦いを食い止め世界の破滅を防ごうと、生物学者の芹沢(渡辺謙)やヴィヴィアン(サリー・ホーキンス)、考古人類学者のアイリーン(チャン・ツィイー)らが所属する、未確認生物特務機関モナークが動き出す。
怪獣VSものとしては大満足!しかし、ストーリーはザルである。
諸事情により中々観に行けなかった今回のゴジラですが、2014年公開のギャレス監督版ゴジラでの各種設定やストーリーと、日本ゴジラの各種設定などをミックスさせた、非常に好感度の高い映画でした!
日本ゴジラシリーズの「大怪獣総攻撃」「三大怪獣 地球最大の決戦」「怪獣総進撃」あたりを参考にしたんじゃないかなあ。出てくる怪獣のチョイスなんかがそっくりです。
個人的には怪獣VSものとしての満足度は高く、初っ端からとある怪獣を出すなど、冒頭からスロットル全開。2014年版はストーリーの構成上、ゴジラの登場は満を持して、という感じでしたが、今作はもう出し惜しみ一切なかったですね。
鬼の形相で迫りくるキングギドラとゴジラの対決は、それはもうド迫力でした。
しかし、ストーリは結構子ども向けのようで、深いものは無かったですね。かなーりツッコみどころが多く、普段そういうの気にしない私でも「ん?なんで??」というところが非常に多かったです。なので、これから観る方は、ドラゴンボールの新作を見に行くような気持ちで行きましょう。
メッセージ性はあるものの、使い古された内容
初代ゴジラは核へのアンチテーゼ、シン・ゴジラは震災や原子力を現代風に解釈し、その恐怖を描いた作品でしたが、本作はそういうのは特にありません。
いえ、正確にはメッセージ性は一応ありました。が、ハンバーガーに入っているピクルス程度のもので、別にもう無くてもいいんじゃないかな…って感じ。
「つべこべ言わずに、俺たちのGODZILLAを観てくれよ!スゲーCOOLだろ!HAHAHA!」ってことなのかもしれません。
そういうの好きですが、だったらもう中途半端に入れなくても…ねえ…。
溢れ出る日本ゴジラへのリスペクト
とはいえ、監督さんやスタッフの皆さんからの、溢れんばかりのジャパンリスペクトが随所に溢れ出ており、日本人としてはとてもうれしい限りでした。
特に各種怪獣のデザインだけでなく、設定すら大枠変更していない点には強いこだわりを感じました。日本人以上に愛情を持ってくれてありがとう!
また、エンドロールに最大の日本ゴジラへのリスペクトを感じる部分があります。それは皆様の目で確かめてください。
音楽の使い方にニヤリ
もう一つリスペクトを感じさせられたのが、音楽の使い方。中盤にゴジラが出てくるシーンがあるのですが、そこにゴジラのテーマアレンジバージョンが使用されていて、思わず鳥肌立っちゃいました。
あと、気のせいかもしれませんが、モスラの歌(曲?)もアレンジで使われていたような気が…。
往年のアイドル、モスラさんがリボーン

モスラさん、というかモスラたんと言っても良いほど、アイドルしてました。公開前はモスラがグロくなった!と騒がれていましたが、実際見てみるとあまり気にならず、神々しさがありました。
あとは、ちょっとだけ強くなったラドンが生意気でしたね。
まとめ:ゴジラ好きなら行くべし
ストーリーに言及しましたが、そういうの気にならない人、かつゴジラに少しでも愛着がある人は行くべし!やはり、ゴジラがハリウッドの技術で壮絶な戦いをしているのは感激しますよ。
概要・キャスト
原題 Godzilla: King of the Monsters
製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 東宝
上映時間 132分
監督 マイケル・ドハティ
キャスト:
カイル・チャンドラー
ベラ・ファーミガ
ミリー・ボビー・ブラウン
ブラッドリー・ウィット
サリー・ホーキンス
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