満足度:65%【満足度:中】
あらすじ
地球に生息している異星人たちの監視と取り締まりを行っている最高秘密機関MIBことメン・イン・ブラックの新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、MIBロンドン支部内に潜んでいるとされるスパイの摘発を命じられる。Mは、先輩エージェントのH(クリス・ヘムズワース)と共に任務の遂行にあたるが、スパイ側が仕掛けていた裏工作によってMIBから追われる立場になってしまう。
シリーズの雰囲気そのままに、リニューアル成功
KとJの物語だった旧シリーズから一転、MIBの分署という形で新シリーズが始まりました。(続くかはわからないので、スピンオフといった方が正しい?)
MIBの宇宙人的な雰囲気はそのままに、お馴染みのヘンテコ超兵器・スーパーカーなどの見どころも健在。
MIBシリーズに新しい視点を加えたということでは、リニューアル成功と言って良いのではないでしょうか。
陽キャ×陰キャの新しいコンビでLGBTや人権問題対策にもバッチリ
陽キャ・オーストラリア代表のクリスヘムワーズ(個人的見解)と、強い女性代表(個人的見解2)のテッサ・トンプソンによるコンビは、非常にバランスの良い二人でした。
陽キャでちょいと思慮が足り無さそうな上司と、陰キャだけど頭の切れる部下。実際はシーンによって役回りが違ったりするのですが、前作のKとJの間柄とはかなり異なります。
新人なのに優秀な部下、という裏付けもある程度ストーリー上で出来ていましたので、あまりそこに不自然さは感じませんでした。
LGBT問題で敏感になっているハリウッド。メン(MEN)の部分を予告編でもツッコまれていましたが、途中で呼び方をちょっと変えてみたり、女性をコンビにすることで、その問題も解消だね!
キャラクターと舞台以外は目新しいところは無し
ただし、あくまでスピンオフ的な範疇は出ませんでした。新たな視点のMIBを、フレッシュな感じで観る、という気持ちで行くことをお勧めします。
世界観が作られているシリーズなのでしょうがないことではありますが、何かぐっと惹きつける新しいものが無いと、次回作は難しいかも。
インターナショナルと言うだけあって、アメリカを脱出し色々な国を巡っており、そこも本作の見どころですが、正直最近の映画はホントに色んな所で撮影するので、目新しさという意味では弱かったなーと感じます。
まとめ:相変わらず、何も考えずに楽しめる作品
スタッフが楽しく作ったんだろうなーと、全体的に感じられる作品でした。続編があっても観に行ってもいいな、というくらいに気楽な映画です。
概要・キャスト
原題 Men in Black International
製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 115分
監督:
F・ゲイリー・グレイ
製作総指揮:
スティーブン・スピルバーグ
E・ベネット・ウォルシュ
キャスト:
クリス・ヘムズワース
テッサ・トンプソン
リーアム・ニーソン
エマ・トンプソン
レベッカ・ファーガソン
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