満足度:81% アラジン吹替版 感想【ネタバレなし】

満足度:81% アラジン吹替版  感想【ネタバレなし】

満足度:81%【ランク高】

あらすじ

貧しいながらもダイヤモンドの心を持ち、本当の自分にふさわしい居場所を模索する青年のアラジン(メナ・マスード)は、自由になりたいと願う王女のジャスミン(ナオミ・スコット)と、三つの願いをかなえてくれるランプの魔人ジーニー(ウィル・スミス)に出会う。アラジンとジャスミンは、身分の差がありながらも少しずつ惹(ひ)かれ合う。二人を見守るジーニーは、ランプから解放されたいと思っていた。

盛大なるウィル・スミス祭り

思えばこの映画は、公開前からウィル・スミスが中心であった。ジーニー役をウィル・スミスが演じると発表された時、ネット上では批判が彼に集中した。なぜならば、ジーニーの肌が「青」くないバージョンが公開されたからだ。

アラジンはディズニーの中でも古参の部類に入る。それ即ち、世界各国で長年愛され続けてきているわけで、とりわけジーニーは強烈なキャラで人気だ。「こんなのジーニーじゃない!」と大声で批判するファンが現れるのも必然だった。

その相次ぐ批判の中、ウィル・スミスは叫び続けた。「いや、青くなるって!」と。

それでも落ち着かない、ウィル・スミス版ジーニーへの批判に対して、数か月後に彼はようやくカウンターを放つことができた。それが下記インスタグラムでの投稿だ。

https://www.instagram.com/p/BtuUnAoh8ER/?utm_source=ig_web_copy_link

「みんな、俺の事もっと信じようぜ!」というキャプチャを添えられたこの投稿で、批判は収まるかと思われた。しかして、今度はまた別角度からの注目を集めてしまった。

「想像以上にウィル・スミスwwww」

たしかに、想像以上にウィル・スミスであった。というか、ウィル・スミスなんだから、ウィル・スミスなのは当たり前だ。でも、言いたいことは本当にわかる。想像以上だった。

この一連の流れ、一応言っておくが、ウィル・スミスは何も悪くない。むしろ映画の話題を振りまいた功労者だ。

かくして、公開前から多大なる貢献をしていたウィル・スミスだが、本編での貢献度はその比ではなかった。なんというか、もう彼が主役だ。この映画はウィル・スミスによる、ウィル・スミスのための映画だ。鑑賞後は映画の感想と共に、「ウィル・スミス」という単語を仲間内で連呼し合うことになるだろう。

ジーニー出現から本編が始まる

アラジンという超有名な物語に対し、ネタバレもクソも無い気がするが、一応本ブログはネタバレなしなので控えめに言うと、ジーニー出現から物語は加速度的に面白くなる。

どこかで必ず聞いたことのある「フレンド・ライク・ミー」が流れ始めると、この音楽を待ちわびていた自分に気づく。そう、ここからアラジンの世界が始まるのだと。

山寺宏一さんのせいで、吹替版にするか悩む

山寺宏一さんは日本で実力No.1といっても過言ではない声優さんであり、アニメ版ジーニーの声も務めている方である。

どんな役柄もこなすだけでなく、本作のような、独特なハイテンションの台詞回しは本当に素晴らしい。おまけに歌もイケるときている。

私は本来字幕派の人間であるが、ことアラジンにおいては吹替とどちらを進めるべきか非常に悩む。というのも、山寺宏一さんがジーニーをやってくれているおかげで、字幕では拾いきれないジーニーの細かな言葉を聞き取ることができるからだ。「マジ?」「神だ!」など日本人としての細かいニュアンスが、絶妙に笑いを誘う。

どちらも行くのが厳しい方は、音楽とアラビアの雰囲気重視であれば字幕を、感情移入したかったり、ちょっと笑いたい人は吹替版を観ると良い。

万人受けする現代版アラジンは、なぜ面白いのか

https://www.fashion-press.net/news/39589

少しずつ現代版のアレンジが込められている本作だが、完全にストーリーもオチもわかっていて、なぜ面白いのだろうかとふと考えてみた。

①没個性主人公×強烈な脇役のバランス
⇒主人公のアラジンは、泥棒だが非常に良いヤツだ。そして、それ以外に個性が無い、地元で早めに家庭を持つタイプの兄ちゃんであり、普通の主人公であれば落第だ。しかし、アラジンの場合はジーニーという勝手に動き回るどころか爆弾を巻き散らかすキャラクターと、動き回る万能猿ことアブーのどちらかと必ずセットになっている。周りが動くので、アラジンは何もしない方が良い、という風になり、キャラクター全体のバランスが自然と取れている。

②持ち主を選ばないジョーカー
⇒ジーニーの強烈なパワーが、善と悪両方の手に、いとも容易く渡ってしまうことも好要因の一つだろう。ジーニー自身はランプにおけるシステムの一部であり、自分の意志で力を行使できない。嫌な命令でも聞かざるを得ないため、観ていて非常にハラハラする。

③要所の変化を音楽で付ける
⇒場面転換を名曲で彩るのが非常に良いが、ミュージカル映画のように使い過ぎない所もバランスが良い。ホール・ニュー・ワールドという名曲もあり、メインを張れるミュージカル要素を持ちながら、敢えて副菜に落ち着いている所が映画全体のレベルを上げている。

満足できる日本語吹き替え

アラジン役に中村倫也、ジャスミン役に木下晴香という、歌の非常に上手なキャストが揃っており、本家に声量や音の深度で少々負けるとは思ったが、十分に納得できる器量をお持ちの、良き采配だった。

特に中盤、ジャスミンがソロで心情を吐露する場面があるのだが、木下晴香の胸に迫る歌声は非常に良かった。

公開後も話題作りを欠かさないウィル・スミス

最後に、公開後もウィル・スミスは話題作りを欠かさない。

https://www.instagram.com/p/BzCAKRCBwu1/?utm_source=ig_web_copy_link

ウィル・スミス公式の雑コラと言って良いのだろうが、とりあえずアラジンのワンシーンが出てくる。それだけで腹を抱えて笑ってしまい、何と自分の笑いのハードルは低いのだろうと思っていたが、900万回以上も再生されていることから、自分と似たような人は意外と多くいるものだと安心してしまった。

とはいえ、公開後もこうして話題を振りまくウィル・スミスは本当に素敵だ。

まとめ:ウィル・スミスに始まり、ウィル・スミスに終わる

この記事では、ウィル・スミスという単語を鬼のように使わせてもらった。ウィル・スミスには中毒性がある。単語として書きたくもなるし、やたらと言ってみたくもなる。そんなウィル・スミス中毒の人は間違いなく行った方が良いだろう。

もちろん、カップルや女子会でも是非行っていただきたい。終わった後の爽快なハッピー感は、リアルな分アニメよりも強いかもしれない。

概要:キャスト

公式サイト: https://www.disney.co.jp/movie/aladdin.html

監督ガイ・リッチー
ウィル・スミス
メナ・マスード
ナオミ・スコット
マーワン・ケンザリ
ナビド・ネガーバン

山寺宏一
中村倫也
木下晴香

原題 Aladdin
製作年 2019年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
上映時間 128分
映倫区分 G


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