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満足度:64% ジョン・ウィック パラベラム 感想【ネタバレなし】

満足度:64%【ランク中】

あらすじ

裏社会の聖域コンチネンタル・ホテルでの不殺の掟を破ってしまった殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会を束ねる組織の粛清の対象になる。1,400万ドルの賞金を懸けられ、刺客たちと壮絶な死闘を繰り広げて満身創痍のジョンは、以前“血の誓印”を交わしたソフィア(ハル・ベリー)の協力を得ようとモロッコへ向かう。

キアヌの魅力って何だろう

キアヌ・リーブスは、私の好きな俳優ランキングハリウッド編において、堂々のベスト5に入るくらい好きな俳優さんであるが、ふとその魅力は何なんだろうか、と考えてみた。

すると、なんとなく見えてきたのが「感情が見えないけど、とんでもないことをするヤツ」という、個人的なイメージだ。正確には、感情を出していることはたくさんあるのだが、顔なのか声なのか、ブチ切れているときも、なんだか冷静さを残しているように感じる。

そんな彼だからこそ、冷静に素早く人を殺めながら、心の奥底ではカチ切れている、という矛盾した役柄、すなわちジョン・ウィックは務まったのだろうと思う。

このハマリ役は私も好きで、1と2は共に楽しめた。しかし、3にあたる本作は少々満足できなかったのが正直なところだ。

①避けられなかったマンネリ感

個人的に考えると、満足できなかった理由は3つある。そのうちの一つが、解決できなかったマンネリ感である。ちなみに、前作までのシリーズがウケた方程式はこれだ。

ぶっ飛んだ世界観と復讐理由+独自のアクション≪ガン・フー≫+キアヌ・リーブス=ジョン・ウィック

という、単純明快だが実現は困難な、ある意味奇跡的なバランスで前作までは作られていた。1は粗削りだが上記がぴたりとハマったこと、2は勢いを継続させ、それらを洗練させたこと、でそれぞれヒットした。

しかして今回は、まず世界観に飽きが来ること、復讐が終わっているため戦う理由が弱いことなど、舞台面からまず魅力が半減していった。その結果、アクションは頑張れども、主人公の動機に乏しい、マンネリ感の強い作品となってしまった。

②作品ごとに弱くなっていく気がする、ジョン・ウィック…

正直に言おう、今までも死にそうなシーンはジョン・ウィックはたくさんあった。しかし、今回は「死にそう」ではない、明らかに「お前、負けたよね?」と感じるシーンがある。

「死にそう」と「負けた」は違うのだ。「死にそう」は、環境などの様々な要素が働いて、結果危険な目にあうということだ。それとは異なり「負けた」ということは、正々堂々勝負して負けるということ。ジョン・ウィック=最強という都市伝説が崩れるということなのだ。

それは、作品自体の爽快感や疾走感が弱まることも意味する。

これには、本作が大好きな私も目を覆いたくなる。ジョン・ウィックがジョン・ウィックたるアイデンティティは崩さないで欲しかった。

③見過ごせない突っ込みどころ

こういう、アクションゴリゴリの作品に突っ込むのはもちろん無粋だ。しかし、それでも許容範囲というものがある。個人的には2か所ほど、なぜその選択を?という理解できない部分があった。

それを笑って気にせず楽しめる場合と、そうでない場合がある。本作の場合は後者であり、その理由は1作目と2作目だ。要は、なんだか「ジョン・ウィックらしくない」ことが本作では感じられたということ。ファンであるほど、ちょっと気になるかもしれない。

殺陣の見本市ぶりは健在

とはいえ、やはりジョン・ウィックなので、アクションへの力の入れ具合は半端ではない。本作では、前作と比べて犬を使ったアクションの「ドッグ・フー」も取り入れており、それはとてもかっこよかった。その他にも、ニンジャ・アクション的なもの、ソード・バトル的なものなど、色々なアクションを楽しむことができた。

…思い返せば、ドッグ・フーにばかり意識がいっていたが、ニンジャ系の動きは良かった。隠れ身の術さながら、闇からスッと出てきて複数人で切り刻む。まるでゲームのコンボのようなアクションは、意外と今まで見たことのないようなものに思える。

まあ、ジョン・ウィックにはもっと銃だけで頑張って欲しかったが、これもマンネリ打破のための頑張りだと思えば致し方ない。

まとめ:1と2を観ていたら観ても良し。観てなければそちらから始めるべし!

正直、ストーリーはあってないようなものなのだが、それでも是非1から見てほしい。1でどれだけジョン・ウィックが恐れられていたか…殺し屋として目覚めてからの猛スピードで行われる復讐劇は見ものだ。

その爽快感を味わってもらえると、私が3にちょっと納得いかなかった部分もわかっていただけるかと思う…。

概要・キャスト

公式URL: http://johnwick.jp/

監督 チャド・スタエルスキ

キアヌ・リーブス
ハル・ベリー
イアン・マクシェーン
ローレンス・フィッシュバーン
マーク・ダカスコス
アンジェリカ・ヒューストン
ランス・レディック
エイジア・ケイト・ディロン

2019年製作/130分/R15+/アメリカ
原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum
配給:ポニーキャニオン

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