満足度:67% マチネの終わりに 感想【ネタバレなし】

満足度:67% マチネの終わりに 感想【ネタバレなし】

満足度:67%【ランク中】

あらすじ

パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。2人は出会った瞬間から惹かれ合い、心を通わせていくが、洋子には婚約者である新藤の存在があった。そのことを知りながらも、自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。

トニカクオシャレの一言

たまには、大人の恋愛映画でも観ようかと思い、ちょうど公開されたばかりの本作に目を付けた。福山雅治と石田ゆり子という、ベテランの二人が主演ということ、話題性のある原作がついているということで、かなりの安定感が伺えたためだ。

と、思いきや、鑑賞後の意見としては、なんだか若干肩透かしを食らったような感じがしている。

甘ったるいギトギトの恋愛ではなく、甘さ控えめで、苦みの強いチョコレートのような、そんな映画を観ようと思って行ったら、主人公たちの脇が甘すぎる映画になっていた。

そんなにすれ違う?そんなに?

私の鑑賞後の感想としては、まず第一にこれである。色々な障害のせいですれ違う主人公たち、であるが、個人的にはもっと色々確認の方法とかあったんじゃないかなと、思ってしまう自分がいる。

人生を賭けた大恋愛なのに、なんだか詰めが甘い。そういう感覚を持ってしまう映画である。

この映画の教訓としては「確認は大事」ということかもしれない。

パリ、NY、日本の美しい景観が楽しめる

しかし、撮影は非常に努力の跡がうかがえており、何気ないシーンでも撮影の構図が美しい。引きの画や影の陰影を上手く使い、ただの移動するシーンなのに、自然と目を引かれるようになっており、それが本作のオシャレ感を増す効果を生んでいる。

また、3国をまたいで撮影されたと思われるが、それぞれの景観もまた美しく、大人の映画にぴったりの雰囲気を演出している。

日本の映画にしては、海外ロケもかなり頑張っており、石田ゆり子が働く現場のシーンなども、工夫してあまり違和感なく撮られていた。

クラシックギターで奏でられる音楽が素晴らしい

福山雅治が演じる主人公がクラシックギタリストであるため、必然的に本作はクラシックギターでの演奏曲が多用されている。

特に前半の音楽は、ほぼギターだけだったのではないかと思う。しかも極めて音楽の出来が良く、シーンに応じての情緒変化を、ギター1本だけで完璧に表現できており、改めてギターの奥深さを、知ることができたなと思った次第だ。

しかも、演奏シーンは福山雅治が自ら演奏しており、さすがミュージシャンというべき内容になっている。カッコいい演奏シーンは本作の見物だ。

原作を読んだ方は納得できないらしい

ちなみに、私は平野啓一郎さん作の原作は未読である。しかし、口コミなどを観ていると、原作の重要なシーンが色々違う、という声が上がっている。

大人向けの内容であるから、あまり騒ぐようなファンは本来はいないと思うのだが、それでもこういう声が上がるということは、変更がどうも納得いかない出来だったようだ。

私は未読なので、ブログでわざわざ書かなくても良いかと思ったが、そういう意見が結構目についたので、一応記載しておく。

まとめ:雰囲気の良いカフェで、ゆっくりコーヒーを飲みながら読書し、オシャレ感を演出するような映画

我ながら何を言っているかよくわからないが、なんとなくそういう印象の映画であった。

色々な恋愛における色々な教訓が詰まっているが、主人公たちのようにすれ違い人生を送りたくない私は、大事なことなので2回言おうと思う。

「確認は大事」

概要・キャスト

公式URL: https://matinee-movie.jp/

監督 西谷弘
原作 平野啓一郎

福山雅治
石田ゆり子
伊勢谷友介
桜井ユキ
木南晴夏
風吹ジュン
板谷由夏
古谷一行

2019年製作/124分/G/日本
配給:東宝

記事画像参照元: (C)2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク

「マチネの終わりに」映画感想:オグマの映画レビュー
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