満足度:75% ターミネーター:ニュー・フェイト 感想【ネタバレなし】

満足度:75% ターミネーター:ニュー・フェイト 感想【ネタバレなし】

満足度:75%【ランク高】

あらすじ

人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、危機は去っていなかった。メキシコで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。

2以降の作品、全部忘れてOK!

世界中で大人気のターミネーターシリーズ。様々な作品に影響を与えたSFアクションのパイオニアであり、その人気は未だ根強いものがある。しかし、人気がありすぎるのも困りもので、「リブート」だ「ドラマ」だ、と色々なことをやって、しかも大体裏目に出るものだから、ファンからも大分見放されているシリーズなのが現状だ。

私も正直、ターミネーター4までは追いかけたものの、それ以降は全く見ていなかった。とりあえず、なんかターミネーター出しとけば良いよね、的なノリにはついていきたくなかったためだ。(4はちょっと毛並みが違うからアレだけど)

しかし今回に関しては、シリーズ生みの親である、ジェームズ・キャメロンが製作として参加し、さらに頑なに出演拒否していたサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンも復帰。2の正当な続編として扱われるというので、これは観ておいた方が良いかと思い、足を運んでみた次第だ。

シリーズファンでも、満足の行く仕上がりに

さて、実際に観てみた感想であるが、個人的に満足のいく作品であった。2まで確かにあった「軸」「骨子」のようなものが本作には確かに存在すると言え、その面白さの根源になっていた部分がきちんと継承されている。

簡単に言うと「護る者」「護られる者」 の心の交流である。

本来は、上記に革新的なSFアクションが加わることで、ターミネーターは爆発的なヒット作となったのだが、昨今では中々技術で魅せることは難しい。

そのため、本作はそのドラマ要素を強めにし、革新的な技術こそ無いが、アクションを目いっぱい頑張ることで、それらを補うように作られている。

肝となるポイントをジェームズ・キャメロンが押さえているため、これまでのシリーズで感じていた「コレジャナイ感」はほとんど無いように思う。

そして、そこに今回貢献していたのは、新たなる守護者役、マッケンジー・デイビスと、年齢を感じさせない動きと肉体を誇るリンダ・ハミルトンの存在が非常に大きい。

女性活躍推進大賞に推薦する

今回の主人公は女性3名と言っていいであろう。はじめは、最近のハリウッドの風潮に従って女性がたくさん使われているんだろうと、少々穿った目で観ていたのだが、最後の方ではこの起用に納得している自分がいた。

本作で意図的に女性を使う必要があったのは、実は1名のみである。その1名を女性に据えたため、他のメンバーも女性の方がドラマとして自然であり、結果として女性が多くなった、という作りになっている。この3名の女性の役割は連動しているのだ。

また、それぞれの女性が非常に有能であり、その働きには舌を巻く。もうこれだけ頑張っているのだから、女性活躍推進大賞とか、そういう賞をもう差し上げてほしいくらいだ。

マッケンジー・デイヴィスがカッコ可愛い

さらに、個人的には今回の守護者役であったマッケンジー・デイヴィスが非常に良かった。本来は、目が大きくて女性的な可愛らしさが強い方だが、本作は髪形をベリーショートに刈り上げ、トレーニングを重ねて参加しているため、スタイルからしてカッコいい女性に変貌を遂げている。

中でもお気に入りは、予告でも一部見えた、鎖を使った格闘シーン。これは中々カッコいい。

また、このキャラクターは強さと頼りなさのバランスが非常に良く、戦闘で抜群に頼りになるかと思いきや、ふとした瞬間に少女のような頼りない顔を魅せる。非常に親近感が湧き、これまた惚れてまうやろ案件に発生しかねないほどだ。

そして作中では、この彼女に足りない部分を、サラ・コナーが経験でカバーすることで、素敵なチームが出来上がるという寸法だ。とてもバランスが良かった。

まとめ:ターミネーターを終わらせるための作品

明言はされていないが、これはターミネーターの正当な“完結編”であると言える。

キャストの皆さんも、今回ばかりは力の入れ具合が違うように思える。リンダ・ハミルトンなんか現場で懸垂や腕立てもしているほど鍛え上げているし、シュワちゃんもなんだか寂しそうな表情を垣間見せる。このフルキャストで挑んだ以上、これ以上の終わらせ方はファンとしては望みにくいだろう。

以上より、ターミネーターというシリーズにケリをつけておきたいそこのあなたは、劇場に足を運んだ方が良いだろう。

概要・キャスト

公式URL: http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html

2019年製作/129分/アメリカ
原題:Terminator: Dark Fate
配給:ディズニー

監督 ティム・ミラー

製作 ジェームズ・キャメロン
デビッド・エリソン

リンダ・ハミルトン
アーノルド・シュワルツェネッガー
マッケンジー・デイビス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ

記事画像参照元: (C)2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film

「ターミネーター:ニュー・フェイト」映画感想:オグマの映画レビュー
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