満足度:58% 決算!忠臣蔵 感想【ネタバレなし】

満足度:58% 決算!忠臣蔵 感想【ネタバレなし】

満足度:58%【ランク中】

あらすじ

1701年、赤穂藩藩主・浅野内匠頭が江戸城・松之廊下で刃傷騒ぎを起こし、浅野家お取り潰しと内匠頭の即日切腹が決まる。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)はお家再興のために幕府へ働きかけるが、その思いは断たれてしまう。江戸の庶民たちは吉良上野介へのあだ討ちを熱望するが、討入りするにも多額のお金が必要だった。 費用捻出にそれぞれが奔走するが、果たして討ち入りはできるのか。

アイデアは良いが、決め手に欠ける作品

忠臣蔵はこれまで何度も映像化されており、詳しい人間でなくても、日本人なら大体の人が知っているストーリーだ。

基本的な忠臣蔵作品の作り方としては、討ち入り時の迫力あるシーンや、人間ドラマなどに重きを置くことが一般的だが、本作はなんと「お金の流れ」に焦点を当ててきた。

この発想は、山本博文氏の「『忠臣蔵』の決算書」という新書を元ネタにしているらしく、現代の日本の通貨に合わせて説明してくれるため、非常にわかりやすい。

確かに“討ち入り=一大プロジェクト”と思えば、お金はかかるに決まっている。それをまじめにやっても面白くないので、ちょっとコミカルにしよう、というのが本作のコンセプトだ。

見どころは、細かな笑いとアイデアの表現

しかし正直なところ、それ以外に特に見どころも無いなぁ、というのが視聴後の感想だ。

アイデアは良かったものの、やはりお金の流れというものは、如何せん地味だ。何とかエンタメ的に盛り上げようとしているが、どうしても限界があり、堤真一の顔芸だけで乗り切るのは難しかった。

差別化要素を際立たせるため、キャラクターのドラマを深堀りすることもできず、代わりにちょっとずつ笑いを挟んでいくスタイル。出演者の皆さんの努力は非常に感じるが、やはり物足りない映画になってしまった。

キャスティングの微妙さ

また、コミカル路線だったので芸人さんなどを多く起用した、その意図はわかるが、どうしても違和感があったのがキャスティングだ。

強い設定のキャラが全くそのように見えず、阿部サダヲの浅野役も全然人望があるように見えない…。

そんなわけで、コメディだというのは分かるが、あまり感情移入ができなかったことも、本作の満足度が低い一要因であると思われる。

まとめ:アイデアは良いし、割と笑えるね。以上終わりな映画。

本当にアイデアは良いし、努力の跡も伺える作品なのであまり乏したいわけではないのだが、なんというか「これはこのくらいの費用がかかってたんだよ。へえ。」で終わってしまう映画だった。

あと見どころがあるとすれば、素のように見える堤真一のドスケベ演技か、竹内結子の可愛い奥様演技くらいか。あんな奥様がいれば浮気なんてしなさそうなものですが。

概要・キャスト

公式URL: https://chushingura-movie.jp/

監督 中村義洋

堤真一
岡村隆史
濱田岳
横山裕
荒川良々
妻夫木聡
大地康雄
西村まさ彦
木村祐一
小松利昌
沖田裕樹
橋本良亮
寺脇康文
鈴木福
千葉雄大
竹内結子
石原さとみ
阿部サダヲ

2019年製作/125分/G/日本
配給:松竹

記事画像参照元: (C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会

「決算!忠臣蔵」映画感想:オグマの映画レビュー
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