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満足度:81% スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 感想【ネタバレなし】

満足度:81%【ランク高】

※下記内容には過去の「スターウォーズシリーズ」のネタバレを含みます。

スターウォーズには戻ってくれた

「そびえ立つクソ」「スターウォーズ史上最大の汚点」と言われた(または勝手に私が言っていた)「エピソード8 最後のジェダイ」から早2年。

前作でスターウォーズを本気で見切ろうとしたのは、きっと私だけではないだろう。エピソード7の段階でも個人的にはちょっと違う感があったけれど、それでもちゃんとスターウォーズとして観ることができた。

その反面、エピソード8はもはやスターウォーズの形をした別の作品であった(理由は後述)。映画館を後にして、文句しか出てこなかったのは久しぶりだったなぁ。

しかし、本作ではヒットメーカーのJ・J・エイブラムスが監督と脚本に復帰。その結果、開始5分で「あ、スターウォーズになってる…」と感じることができた。

賛否両論はあるけれども、これ以上は無理

本作の満足度を表現するのはすごく難しい。「単体評価」「新三部作評価」「シリーズ評価」などなど、それらをまとめるのが難しいためだ。

私なりにそれらを考えてこの点数にしたのだが、今回に関しては、J・J・エイブラムスへの「頑張ったで賞」も含めた満足度である。 兎にも角にも、ちゃんと綺麗に終わらせてくれた。なにせもう、前作でハードルが下がりまくっているので、それだけで私はもう感謝したい。

確かに、本作もフォースや精神体の概念がゆるゆるではあったものの、“一応”全てフォースの世界観で説明できるレベルに収まっている。また、私は新三部作でライトセーバーの殺陣レベルがもの足りないと思っているのだが、まあそれもそのままではある。

しかし、ちゃんと綺麗に終わらせてくれた。それ以上何も望むまい。この映画単体で観れば、ちゃんと面白い作品になっている。あの流れから、これ以上のエンディングは無理だ。

オールスター感謝祭

誰が出るとは言わないが、本作では色んな方が登場するし、ファンが少しニヤリとする仕掛けも多々用意されている。その辺りはちゃんと使いどころを抑えていると思う。

まあ正直に言うとキャラクターが多すぎると思うけれど、成人式あとの同窓会のような、とりあえずみんな参加してね的に出てくるのも嫌いではない。

本作は、もがき苦しむ若人を、先達が助言し、支えてくれる。

往年のファンにとっては、ピンとくる場面が多く、そのあたりも楽しめるはずだ。

個人的には、良いラスト

これまた賛否両論あるようだが、本作のラストは個人的に良かった。

人はだれかと繋がらずに生きることはできないが、繋がるのはいつも良い人ばかりではない。自分に悪影響を与える人とだって繋がらざるを得ない時がある。

重要なのは、その中で自分が何を選択して行くかだ。

また、人は遺伝子以外にも伝えられるものがある。文化的に継承される情報をミームと呼ぶが、遺伝子と同じくらい、人が持つ知恵や想いの継承は大事なのだ。

本作のラストは、それを改めて感じさせてくれる。

改めてライアン・ジョンソンが大戦犯だと考える

改めて考えてみても、新三部作最大の戦犯はエピソード8である。そこで全ての流れが変わってしまった。

エピソード8は世界観がズレているだけならまだしも、露骨なLGBT及び人種へ配慮した表現(それらを否定するわけではなく、露骨すぎて物語に支障が出ていることが問題)や、フォースをただの超能力として使いまくること、そしてダークサイドに堕ちたとしか思えないルーク・スカイウォーカーの表現などなど、これでもまだまだ言い足りないくらい好き放題してくれた。

それはもう、「監督はスターウォーズが好きじゃないのかなぁ」とシンプルに思うほどであった。

個人的にもっっともNGだったことは、フォースの使い方だ。男塾塾長のように宇宙遊泳するレイアや、精神体で離れたところから戦ってそのまま死に至るルークなど、フォースを拡大解釈しすぎた。

そのおかげで、エピソード9でもその流れを引きずってしまう。

エピソード1~7までちゃんと守ってきたルールを、なぜちゃんと守れなかったのだろうか。ファンだったら“朝起きたら顔を洗う”くらい守りやすいルールだったろうに。

また、本作のストーリー進行が速いという意見も聞いたが、これもエピソード7で撒いた種を、8で多少伏線回収する予定だったのが、できていなかったせいだと思われる。

レイにまつわる秘密なんて、今までのシリーズからしたら8でやっておくべきだろうと率直に思う。

よって、新三部作の戦犯はエピソード8監督であるライアン・ジョンソンに決定する。一言で言うと、ちゃんとやっていれば新三部作の評価は全く異なっていたかもしれないのだ。本人はさんざん言われているかもしれないが、本当に猛省してもらいたい。

まとめ:深く考えずに観たほうが吉

スターウォーズを作るのは本当に難しい。ファンが多く、その熱量も多いものだから、100人が100人満足するスターウォーズを作ることなんて無理だ。

私も小学校の頃からVHSテープが擦り切れるほど繰り返し観てきた映画であり、思い入れがあるからこそ、自らの世界観を作ってしまう。それが本作は足枷になる。

本作を観るうえで、一度「スターウォーズはこうあるべき」という概念を捨てられればちゃんと楽しめる作品である。私も気持ちはわかるが、それができない場合はまた、もやっとしたものが残るかもしれない。

よくよく考えたら、エピソード1~3の時だって、色々みんな言っていたのだ。100%の満足は無理にしても、後で振り返って十分楽しむことが、本作はできるようになっている。それだけで良い。

ただし、ライアン・ジョンソンてめーはダメだ。

概要・キャスト

公式URL: https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html

監督 J・J・エイブラムス

デイジー・リドリー
アダム・ドライバー
ジョン・ボイエガ
オスカー・アイザック
キャリー・フィッシャー
ビリー・ディー・ウィリアムズ
ルピタ・ニョンゴ
ドーナル・グリーソン
ケリー・マリー・トラン
ヨーナス・スオタモ
アンソニー・ダニエルズ

2019年製作/142分/アメリカ
原題:Star Wars: The Rise of Skywalker
配給:ディズニー

記事画像参照元: (C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
映画感想:オグマの映画レビュー
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