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満足度:82% フォードVSフェラーリ 感想【ネタバレなし】

満足度:82%【ランク高】

あらすじ

カーレース界でフェラーリが圧倒的な力を持っていた1966年、元レーサーでカー・デザイナーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)はフォード・モーター社からル・マンでの勝利を命じられる。敵を圧倒する新車開発に励む彼は、型破りなイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。しかし二人には、メカニックな問題に留まらない、幾多の試練が襲い掛かる。

汗とガソリンとオイルの臭い

観る前から何となくわかっていたが、モータースポーツを舞台とした本作は、純度100%の「男の浪漫」映画に仕上がっている。

セリフが3つ以上ある女性は、主人公の一人ケン・マイルズの奥さんのみ、というくらいに男くさい。汗とガソリンとオイルの臭い、エンジンの轟音、そして熱い男共のプライドをかけた戦いを楽しむ映画となっている。

ストーリーも実話を基にしているからこそ、何とも煮え切らない、歯がゆい場面などもあり、そこがまた面白い。

こんな映画だからこそ、爆音で楽しめる映画館で観たほうが良い映画だ。

ケン・マイルズに脚光を当てる理由

本作は実話を基にした作品となっている。ストーリーのベース自体はフォードとフェラーリの敵対関係にあるが、主人公の一人キャロル・シェルビーが経営する「シェルビー・アメリカン」という自動車メーカーの挑戦を描く映画でもある。

自動車メーカーの挑戦であるならば、開発者に焦点をもっと当てても良いと通常では思えるが、本作はプロジェクト自体をけん引するシェルビーとドライバーのケン・マイルズにフォーカスを当てている。

シェルビーはプロジェクトのリーダーとして、物語上外すことはできない。ただ、マイルズにもW主演と言う形で脚光を浴びさせたのは何故か?マットデイモンの相手役が必要だったことや、わかりやすいストーリーにしたかったということもあるだろうが、それだけではないと私は考える。

忘れてはいけないのは、これが“復讐の物語”であるということだ。

それを覚えておけば、この映画の後半へ行くにつれて、それが別の意味を持ってくる。是非その際、マイルズになぜ焦点を当てたかを、皆さんにも考えてほしい。

白熱するレースの緊張感

さて、この映画の見どころには、もちろん白熱のレースシーンが挙げられる。クラシックカーを自由自在に走らせる描写にもワクワクしたが、やはりル・マンでのシーンは最高に熱くなれる。

ブレーキングのタイミングや、安全性も低かった時代における、カートラブルの怖さなど、しっかりと盛り上げるシーンを切り取って演出されている。

また「勝つためには何でもやる」という描写もあり、コース上以外での戦いも面白い。死に物狂いの人間の必死さは、観ている側にも熱を入れてくれる。

最高に素敵だったW主演

クリスチャン・ベールとマット・デイモンが揃った映画で、面白くないわけが無い、という直感は正しかったわけだが、正直に言うと、個人的にはやっぱりクリスチャン・ベールの方が好きだ。

今回はドライバー役ということもあってか、かなり絞り込んだやせ型の体型になっており、ダークナイト時代のようなムキムキな体からはちょっと遠い。

しかし、相も変わらず演技力が非常に高いため、ドライビング時の眼力はもの凄く、レースの臨場感をこれでもかと演出してくれる。

マット・デイモンの安定感も良いが、演技力というとクリスチャン・ベールの方が分かりやすいかなと思う。

ただまあ、二人とも最高にカッコいいのは言うまでもない。

まとめ:嗚呼、男の浪漫

本作は、一言でいうならば、男の浪漫が存分に詰まった映画だと言えるだろう。まだまだ寒い冬の時期、男たちの熱い挑戦を鑑賞して、心を奮い立たせるのも良いかもしれない。

概要・キャスト

公式URL: http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

監督ジェームズ・マンゴールド

マット・デイモン
クリスチャン・ベール
ジョン・バーンサル
カトリーナ・バルフ
トレイシー・レッツ
ジョシュ・ルーカス

2019年製作/153分/G/アメリカ
原題:Ford v. Ferrari
配給:ディズニーオフィシャルサイト

記事画像参照元: (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

「フォードVSフェラーリ」映画感想:オグマの映画レビュー
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