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満足度:28% キャッツ 感想【ネタバレなし】

満足度:28%【ランク小】

あらすじ

人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。

映画で途中退席する人を初めて見た

私は先入観を持ちたくないため、観賞予定の映画は基本的にSNSの反応も何も見ずに行くタイプの人間なのだが、こればかりは事前に知っておけばよかったと心から思う作品であり、少なくとも個人的には…まあー、合わない作品であった。

土曜日の午前中。私はしっかり睡眠をとって元気いっぱいであった。「今なら、大抵のクソ映画にだって耐えられる。今日も映画を見倒すぞ」と。その調子で本作を観に行ったわけだが、どうしたことだろう、開始20分もしないうちに悪魔のような眠気が襲ってくるではないか。

本作が始まってから、基本的に曲に合わせてしか物語は進まない。リアル猫娘さんたちの自己紹介なんかも、通常の映画なら5秒で済むところを5分かけて念入りに行う。

舞台のキャッツは評判がよく、ファンもたくさんいるようだが、残念ながら私は鑑賞したことが無いため、舞台と見比べることもできず、ただ次々と流れてくるミュージックビデオを見せられている感覚。

そう、例えるならYoutubeで「関連動画」を自分で操作できず、勝手にそのまま流されているような、つらい感覚。

私は頑張って最後まで見たが、なんと1時間くらいして席を立ち、そのまま戻ってこない方もいらっしゃったほどなので、私と同じような感覚の方も結構いるのだろうと思った次第だ。

『映画』と呼んでよいものか

本作にストーリーはあるものの、それはおまけにすぎない。ストーリーはあくまで楽曲とダンスを演出する要素にすぎず、明らかに重要視されていない。

これが本作の特徴なのだろうが、だがそれは「映画」を観に来た人々が期待していたものと、明らかに違うのだ。我々が見たいのはストーリー、音楽、楽曲、演技など、様々な構成要素が交わったいわゆる「映画」を観たいのであって「ミュージックビデオ」を観たいわけではないのだ。

例えるなら、本格的なコーヒーが飲みたくてレトロな喫茶風のお店に入ったら、タピオカミルクティーしか置いていなかった時のような、そんな気分である。タピオカは美味しくても、こちらが求めていたわけではない。

私としては、もしこれがWEBプロモーションの一環として、数曲ごとに分けて、一定のストーリーを持ったミュージックビデオとして世間に出たなら、高評価だったに違いないと思う。それだけ、歌やダンスのレベルは高かった。

つまり、映画として求められるものとは違い過ぎたと言いたいのだ。

意外と猫人間には慣れる

SNSでは気持ち悪いとの酷評意見も多い猫たちだが、中盤以降はその人々しか出ないので、意外と慣れる。まあ確かに序盤は違和感しかなかったが…。

気持ち悪い云々よりも、このポイントで残念だったのは、猫の毛皮で体を覆ってしまうと、体の筋肉まで見えなくなってしまうことだ。

本作は歌唱力だけでなく、ダンスも非常にレベルが高い。ダンスには見た目も重要だと思うが、毛皮で体が覆われてしまうと、曲線美は維持できるものの、肉体としての美しさは無くなってしまう。と、個人的には考える。

見どころはあるものの、それを全て台無しにするカオスぶり

満足度として30点近く付けているので、見どころが無いわけではない。

個人的に思う見どころは主に3つだ。
①テイラー・スウィフトとジェニファー・ハドソンのパフォーマンス
ミュージックビデオと例えたが、この二人に関してはまさにその通りで、持ち前の歌唱力にハリウッドの演出が加わっているため、感動するレベルでの見ごたえはがあった。

②フランチェスカ・ヘイワードの美しい踊りと立ち振る舞い
主演の彼女は英国ロイヤルバレエ団プリンシパルという、筋金入りのバレエダンサーであり、その技術は出演者の中でも文字通りレベルが違う。彼女の美しい所作を劇場で観られたのは良かったと思えるポイントだ。

③「メモリー」などの一部楽曲
キャッツを代表する曲ともいえる「メモリー」はやはりいつ聞いても良いもの。知らない方も必ずどこかで聞いたことがある曲だ。

というように、必ずしも悪い部分だけではないのだが、それをストーリーのカオスさがかき消していく。普通のミュージカルにしてくれたら、普通に良かったと思うのだが…。

まとめ:心の底の底からキャッツが好きな人でなければ観賞不要

上記まとめに尽きる。もし気になるとしても、レンタルで出るまで鑑賞は不要だろう。SNSでも、キャッツの元々ファンであった方々はそれなりに楽しめているようなので、それ以外の方々は特に観に行く必要も無いかな…。

概要・キャスト

公式URL: https://cats-movie.jp/

監督 トム・フーパー

フランチェスカ・ヘイワード
ロビー・フェアチャイルド
ジェニファー・ハドソン
ジュディ・デンチ
ジェームズ・コーデン
ローリー・デビッドソン
スティーブン・マックレー
ジェイソン・デルーロ
レベル・ウィルソン
イアン・マッケラン
イドリス・エルバ
テイラー・スウィフト
ダニー・コリンズ
ニーブ・モーガン

2019年製作/109分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Cats
配給:東宝東和

記事画像参照元: (C)2019 Twentieth Century Fox

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