満足度:60%【ランク中】
あらすじ
地上最後の秘境アラスカで地図にない土地を目指し、ひとり旅する男ソーントンが、犬ぞりの先導犬としてアラスカにやってきた犬のバックと出会う。やがてソーントンとバックの間には友情が生まれ、かけがえのない相棒となっていく。
ディスニー映画、って感じ

過去、何度も映画化された人気小説が原作とのこと。私は過去作も原作も知らない状態での鑑賞である。
その上での感想であるが、一言でいうとなんだかディズニーっぽさ全開だなぁという感じ。これがアニメでも別に良かったかなと思う。
個人的にはファンタジーの部類に入るような感覚があり、「野生」を題材としている割には、全く生々しさが無いため、何だか色々と物足りない映画であった。
主役はハリソン・フォードじゃないよ

さて、予告編ではハリソン・フォードが主役のごとき編集になっているが、本作は犬の「バック」が主役であり、むしろハリソン・フォードは脇役に徹している。
その一匹の雄、いや一人の男が、自分の運命を通じて成長していく冒険物語、というのが本作のメインストリームである。
もちろん、彼の魅力もたっぷり感じられる映画であるため、彼を一目見ようと行くことは間違いではないが、それだけの目的で行くと、ちょっと肩透かしを食らうかもしれない。
映画のジャンルとしては、フォレスト・ガンプ的な要素が入っているタイプだ。
ちょっと思った冒険とは違ったかな

ネタバレになるので、あまり深いことは言えないが、ちょっと私が思っていた冒険の旅とはイメージが違ったかなと思う。
120分映画があるとするならば、ずっと旅を続けて、最後に目的地にたどり着くようなものかと思っていたのだが、どちらかというと人生(犬生?)を追っていくような感じのものになる。
もっと生きるか死ぬかの、泥臭い冒険が待ち受けているのかと思って私は臨んだため、ちょっとイメージはズレていたなと思った次第だ。
あまり激しいことは起きないので、むしろファミリーで観に行く分には安心してもらってよいだろう。
注意:公式HPでストーリーを読んではいけない

鑑賞後、公式サイトのストーリー部分を何気なくチェックしていたら、びっくり!なんと本編の少なくとも半分は、ストーリーがネタバレしているではないか。
そのため、極力内容を知りたくない人は、サイトを訪れずに鑑賞した方が良い。
公式がここまでぶっちゃけているからこそ、本サイトのようなネタバレなし記事も存在価値が上が…ったりしないかなぁ。
まとめ:モフモフ欲求が溜まる映画

最近女性が活躍する映画ばかりを観ていたため、今週は男臭い映画でも観ようと思っての鑑賞だったのだが、何だか汗臭さが足りず、ちょっと欲求不満を覚える映画だ。
それだけなら良かったのだが、主人公のバック(犬)をはじめ、犬ちゃんたちが非常にリアルなので、もふりてぇという欲求も溜まる結果となってしまった。お帰りの際は、是非犬カフェとかに寄って帰ると良いと思う。(適当)
また、先述しているが、お子さんなどのいるファミリーの方が間違いなく合う映画だ。グロテスクなシーンなども出てこないため、子どもの方が楽しめると思われる。
いやー、予告って大事だなぁ。
概要・キャスト
公式URL: https://www.disney.co.jp/movie/yasei.html
監督 クリス・サンダース
ハリソン・フォード
ダン・スティーブンス
オマール・シー
カレン・ギラン
ブラッドリー・ウィットフォード
コリン・ウッデル
2020年製作/99分/G/アメリカ
原題:The Call of the Wild
配給:ディズニー
記事画像参照元:(C)2020 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
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