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満足度:70% ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 感想【ネタバレなし】

満足度:70%【ランク中】

あらすじ

悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から解放されて覚醒したハーレイ・クイン。モラルのない天真爛漫な暴れっぷりで街中の悪党たちの恨みを買う彼女は、謎のダイヤを盗んだ少女カサンドラをめぐって、残忍でサイコな敵ブラックマスクと対立。その容赦のない戦いに向け、ハーレイはクセ者だらけの新たな最凶チームを結成する。

ハーレイ・クインのキャラだけで華麗に一点突破

前作(?)と呼んでよいかわからないが、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが初登場した、スーサイド・スクワッドから早4年。

そのキャラクターが絶大な人気を得る一方、ジャレッド・レトのジョーカーは艱難辛苦していた。とにかく「コレジャナイ感」が強く、奇行から親会社にも嫌われ、さらにはホアキン・フェニックスのジョーカーが大ヒットし、もはや半分無かったことになってしまった、かわいそうなジョーカー、いやさジャレッド・レト。

しかし、親会社としてはハーレイ・クインの人気は捨てがたかったこともあり、この度めでたくジョーカーと別れることになった次第だ。

さて、そんな背景があるのだから、もちろん本作は初めからキャラありき。ハーレイ・クインを十二分に楽しむためだけの映画である。

その視点で観ると、本作はちゃんと観客が望むものを与えてくれている。

現実感と引き換えに、爽快感UPのアクション

ツッコミどころは死ぬほど多いが、そんなことを気にしていては本作は楽しめない。「ジョーカーはまだ街にいるのに、こいつはなんでこんなに幅を利かせているのか」とか「逃げちゃえばいいじゃん」とか、そういう事は言いっこなしである。

そんな映画を観るコツは、キャラクターの壮大なるイメージビデオだと思うことだ。

そんな作品であるが、キャラクター映画として非常によく考えられている。ストーリーは正直どうでも良く、どういう事をすればよりキャラが引き立つか、だけに焦点を当てている。

それは戦闘シーンにおいても同様で、殺傷力よりも「カワイイ」や「派手」に焦点を当てている。それがちょうど良く、アクションに爽快感を与えている。これはこれでアリ、と思わせるキラキラ系アクションの魅せ方が上手いのだ。

またハーレイだけでなく、他の登場キャラもちゃんと個性を披露させてもらっているが、最終的にはハーレイが際立つようになっているので、そこもちゃんと解って作られている。

ヒーローものとして観ると物足りない

さて、キャラものとしては優秀だが、一つの映画、ヒーローものとして観ると物足りない点が多いのは確かだ。

ハーレイ・クインが主役なのだから、アクションは全て人間の身体能力の範疇で行われており、最終的な見せ場も少々地味である。突き抜けた迫力というものは無かった。

だからこそ、前述したようなキラキラ系アクションになっているのだが、それも継続して使い続けるには無理があり、全体的な満足度を保つには至らなかった。

また、一つだけネタバレをすると、ブラックマスクはコミックの設定を全く生かさず、象徴的な武器も使わない。ハーレイに焦点を当てるから、ということなのだろうが、悪役はもっと頑張らせても差し支えなかったように思う。悪役に対しての愛は感じられなかった。

DCは映画作品をどうしたいのか?

奇跡的に継続し、しかも面白いシリーズ計画を構想するマーベルに対し、DCはいつまでたっても中途半端だ。

ジャスティス・リーグもキャラに全く感情移入できず、スーサイド・スクワッドも面白いとは言えない出来だった。

個人的には、マーベルとは反対にホアキン版JOKERのような、リアル路線で差別化を図ってほしいと思う次第だ。

まとめ:キャラ映画としての完成度は高い。ハーレイ好きなら損は無し

さて、個人的には特段ハーレイファンではないので、点数を高くつけるには至らなかったが、ファンであれば満足度は高いであろう作品だ。

良くも悪くも、予告を観てお分かりのように、ハーレイ・クイン一点突破。ただ反対にそれ以外は特筆すべき点が無い、というのがフラットに観た際の感想だ。

興味があるなら、行ってみるべし。

キャスト・概要

公式URL: http://wwws.warnerbros.co.jp/harleyquinn-movie/

監督 キャシー・ヤン

マーゴット・ロビー
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ジャーニー・スモレット=ベル
ロージー・ペレス
クリス・メッシーナ
エラ・ジェイ・バスコ
ユアン・マクレガー
アリ・ウォン

2020年製作/109分/PG12/アメリカ
原題:Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn
配給:ワーナー・ブラザース映画

記事画像参照元:  (C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 」映画感想:オグマの映画レビュー
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