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満足度:88% LEON レオン 完全版【回顧録】感想 ネタバレなし

前置き:コロナウイルスの野郎のせいで外出自粛中なので、色々と昔の映画を観なおしているのだが、ブログを更新しないのも個人的に気持ち悪いので、おススメしたいものだけピックアップしてご紹介しようと思う。

今は上映されていない、昔の映画を観る=思い出す、ということで“回顧録”と名付けている。(意味合い違うけど、まあ雰囲気で)

満足度:88%【ランク高】

あらすじ

ニューヨークの片隅に建つアパートで暮らす、寡黙で孤独な男レオン(ジャン・レノ)。その正体はすご腕の殺し屋で、トニー(ダニー・アイエロ)という男の仲介を経て暗殺を行っていた。そんなある日、彼の隣室に暮らす一家をスタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)とその部下たちが惨殺する。たまたま外出していた12歳になる一家の娘マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、異変を感じてレオンの部屋へ向かって救いを求める。彼女をかくまったレオンは、そのまま一緒に生活を送ることになり…。

繊細で、純粋で、抱きしめたくなるような作品

映画好きに、“好きな映画を”いくつかピックアップしてもらうと、大体その中に入るのがLEONという映画だ。オールタイムベストに選ぶ方もいらっしゃるだろう。

その好きであるという“要素”を分析すれば色々と出るだろう。例えば、世界観やカメラワーク、それぞれのキャラクターと演技力、心情の移り変わりに共感する部分など、要素はてんこ盛りだ。

しかし、本作の素晴らしいところは、それらの要素が全て重なり合うことで「殺し」という物騒なお題に対し、不思議と「愛おしい」という感情を持ってしまうところだ。

「12歳の少女に頼まれて、殺し屋が殺しを教える」
「少女と中年の純愛?」

などと、字面だけ見ると野蛮で犯罪的な臭いしかしない。しかし本作を観ると、いかにその文面が「上っ面」しか表現していないかが分かる。

是非とも鑑賞して観て頂きたい、名作である。

今公開されたらおそらく非難の的だが、それでも屈指の名作

少女と中年の奇妙な同居生活など、今の現代では避難の的だろう。実際ナタリーポートマンも、本作にはポジティブであり、出演できたことを誇りに思っているけれど、子どもに見せられるかと言われると「NOですよね…」的な回答をしている。

作品全体を観ずに、一部分だけを切り取って批判されてしまうのは今も昔も変わらないが、SNS全盛の現代はその拡散力が違えば、上映された90年代前半とは社会の意識も違う。

それでも本作に価値があるのは、これが不器用な人の成長物語であり、年齢も血縁も超えた“絆の美しさ”を表現した映画であるからだ。逆にそれをもう描くことができない現代も、ある意味変な世の中なのかもしれない。

また、視聴前に先入観を持ってほしくないので敢えて言うが、本作に性的なシーンは一切ない。厳密には一つだけあるが、主人公たちには関係ない。

レオン、マチルダ、スタンフィールドの存在が神がかっている

そして、何よりもレオンをここまでの名作に押し上げたのは、この3キャラクター×3人の名優が居ればこそだ。キャラクターの作り込みと、それを各人が完璧に演じることで映画史に残るキャラクターが誕生している。

もちろん全員がはまり役だが、特にナタリー・ポートマン演じるマチルダは最高のはまり役だった。

なぜデビュー作の少女が、あんな表情を浮かべられるのか不思議でならない。助けを乞うシーンや、大人びたことを言うシーンなど、彼女の喜怒哀楽に、我々もレオンと一緒に巻き込まれる。

彼女の演技無くしては、本作は凡作で終わっていたかもしれないと、そう思わざるを得ないレベルである。

まとめ:“凶暴な純愛”という秀逸なキャッチコピーが全て

公開当時のキャッチコピーは本当に秀逸であると思う。

“凶暴な純愛”

これ以上に、この映画を表し、かつ想像力を掻き立てるコピーは無い。

未視聴の方はぜひ観ていただきたい。絵面や字面などからは、想像もできないほど、切なくも愛おしい物語があなたを待っている。

概要・キャスト

1994年製作/136分/PG12/フランス・アメリカ合作
原題:Leon The Professional: Uncut International Version
配給:日本ヘラルド映画

監督 リュック・ベッソン

ジャン・レノ
ナタリー・ポートマン
ゲイリー・オールドマン
ダニー・アイエロ

「LEON レオン 完全版 」映画感想:オグマの映画レビュー
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