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満足度:87% TENET テネット 感想 【ネタバレなし】

満足度:87%【満足度:高】

あらすじ

「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」――主人公に課せられたミッションは、人類がずっと信じ続けてきた現在から未来に進む〈時間のルール〉から脱出すること。 時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。 ミッションのキーワードは〈TENET(テネット)〉。 突然、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男(ジョン・デイビット・ワシントン)とその相棒(ロバート・パティンソン)は、任務を遂行する事が出来るのか!?

https://filmarks.com/movies/83583/spoiler 引用元:filmarks

こんな映画を作れる変態が居るんだ…

私とノーラン監督の出会いは「ダークナイト」であった。その作品に触れ、痺れ、彼の作品を色々観たものだ。

その結果、私は一つの答えにたどり着いた。この監督は変態なのだと。

しかし、彼は世間一般が思うような、パンティを被るといった類の下品な変態ではない。己の高度なIQを駆使して、自分の世界をこの世に顕現させてしまうタイプの、超高次元の変態さんなのだ。

その高IQ、高次元の住人でしか理解できない「ノーラン節」がご機嫌なくらい絶好調なのが本作テネットである。

高度な理解力が要求される

予告編からノーラン節全開であったため、当然鑑賞する側のハードルが高い映画だろうなと思ってはいたものの、ここまで爆上げしてくるとは思ってなかった。

作品の冒頭で、主人公が「考えるより、感じろ」的なことを言われていたのだが、我々観客も早い段階でそう割り切ってみたほうが良い映画だ。

正直、基本的なストーリーの本筋は通常のアクション映画と大差なく、それ自体に難解さはない。

では、何が映画を難解にしているかというと、本作のポイントの一つである「時間の逆行」という舞台装置に他ならない。

パズルが組みあがる瞬間の興奮が凄い

本作は、娯楽の中でもパズルや謎解きに近いイメージであるため、苦手な人は心底苦手だろう。

本作の「時間の逆行」という舞台装置は、単純なタイムトラベルではない。一つの世界に複数の異なる時間軸が存在するようなイメージであり、空間中に存在する素粒子をどう観測するか、という問いかけに似ている。

映画の進行と共にそんな「時間の逆行」についての理解が深まっていく。その理解に呼応するように、少しずつ張り巡らされた伏線が回収されていく。

このパズルが組みあがる瞬間のような興奮は、他の映画では中々味わえないものだ。その代わり、一瞬たりとも目が離せない。

とまあ、偉そうに書いているが、私も良くわかってはいない。この発想自体がこれまでの映画で、映像として描かれたことが無かった、ということだけはわかる。

それが本作に感じる「新しさ」である。

日本語ポスターのキャッチコピーは違う

「時間から脱出せよ」というキャッチコピーは違和感しか無い。そんな単純な映画じゃないし、そんな着地の仕方はしていないという事だけ触れておく。

作った人は映画を観ていないんじゃないかとも思うキャッチである。

まとめ:映像表現はものすごいが、迂闊に手を出すなかれ

映画に「考える」ことを求めないタイプの方には、到底合わないであろう作品である。

まずは、ノーラン監督の代表作「インセプション」あたりを観てから判断してはどうか。これを面白いと感じたら、映画自体を楽しむことはできるだろう。たぶん。

そして、最後に一つだけ確かなことをお伝えしたい。

こいつは、絶対にデートで行ってはダメな作品だということだ。

概要・キャスト

公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/

監督 クリストファー・ノーラン

ジョン・デビッド・ワシントン
ロバート・パティンソン
エリザベス・デビッキ
ケネス・ブラナー
ディンプル・カパディア
アーロン・テイラー=ジョンソン
ヒメーシュ・パテル
クレマンス・ポエジー
マイケル・ケイン

2020年製作/150分/G/アメリカ
原題:Tenet
配給:ワーナー・ブラザース映画

記事画像参照元:(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

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