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満足度:71% 浅田家! 感想 【ネタバレなし】

満足度:71%【ランク中】

あらすじ

浅田家の次男・政志は、幼い頃から写真を撮ることが好きだった。写真専門学校に進学した政志は、卒業制作の被写体に家族を選び、浅田家の思い出のシーンを本人たちがコスプレして再現する写真を撮影。その作品は見事、学校長賞を受賞する。卒業後、地元でパチスロ三昧の3年間を送った後、再び写真と向き合うことを決意した政志が被写体に選んだのは、やはり家族だった。様々なシチュエーションを設定しては家族でコスプレして撮影した写真で個展を開催したところ、気に入った出版社が写真集を出版。プロの写真家として歩み始める政志だったが、全国の家族写真の撮影を引き受けるようになり、その家族ならではの写真を模索・撮影するうちに、戸惑いを感じ始める。そんなある日、東日本大震災が起こり……。

引用元:映画.com https://eiga.com/movie/90845/

温かい気持ちになる、万人受けタイプ

本作は、写真家の浅田政志さんの遍歴や作品を基にした映画である。浅田さんといえば、破天荒な家族写真で一躍有名になった方であり、私も作品集を観た記憶が残っている。

そういえば最近その名前を聞かないなと思っていたが、活動はずっと続けていらっしゃるらしく、その活動の一端と「浅田家」誕生の経緯を取り上げたのが本作だ。

この作品は前後編のようになっており、前半は写真家になるまでの破天荒(自堕落?)な道程を、後半は写真家となった後に行ったボランティアに関するものだ。

また本作を価値あるものにしているのが、後半のボランティア部分であり、それは東日本大震災の際に行った、写真を修復する作業のボランティアだ。

改めて「写真」の価値に気づく作品

そのボランティアは、震災で泥だらけになったアルバムから写真を抜き取り、綺麗にして保管するというものなのだが、この行為は非常に素晴らしいものだ。

家族や思い出を一瞬にして失ってしまった方々が、たった一枚の写真で当時の思い出を思い出すことができる。それは、写真によって心の支えができたと言っても過言ではない。

今はスマホで気軽に写真を撮ることができるが、逆に写真の一枚の価値のようなものが下がっているように感じる。

本作では、その1枚の写真でどれだけの人が救われるか、というのを実感することができる。私も趣味で写真を撮影するが、写真好きには是非観てもらいたい作品だ。

ちょっと大げさなのと、ラストが弱いのと

さて、浅田さんの作品や、ボランティアが素晴らしいことは少し置いておいて、映画の評価としては、少々ラストが弱い気がしている。

前半で展開された、写真を撮る行為によって撒かれた様々な種を、後半で少しずつ回収していっており、全体としては綺麗にまとまっていたのだが、なんだか最後のパンチが弱かった気がする。

そういった類の映画ではないと思うが、何となく感情の大きな上がり下がりを感じなかったのが正直なところだ。全体的な雰囲気は好きなのだが、なんだか物足りない。

嵐が活動休止しても安泰だ

しかし、二宮和也さんは俳優としてのレベルもどんどん上がっていっている気がする。撮影をしながら、思わず涙をこぼしてしまったシーンや、自然体での演技は流石である。

幅広くキャラクターに対応できる点も強みだろう。

嵐が活動休止した後は、是非スクリーンでお会いしたいものだなぁと思っている。

まとめ:休日の昼間に観るのがベスト

本作は、ほっこりとした気分になりたい、そんな土日にこそ観たい映画の一つだ。おそらくは誰が観ても、ある程度面白いと感じるのではないだろうか。

観た方がその日、ちょっとだけ幸せな気分になれるような映画だ。

そして、なんかちょっと面白い写真が撮りたくなるに違いない。

概要・キャスト

公式URL:https://asadake.jp/

監督 中野量太
原案 浅田政志

二宮和也
妻夫木聡
黒木華
菅田将暉
風吹ジュン
平田満

2020年製作/127分/G/日本
配給:東宝

記事画像参照元:(C)2020「浅田家!」製作委員会

「浅田家!」映画感想:オグマの映画レビュー
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